KANON

常設２段ベッドには、初めての試みとして段違いの組み合わせを取り入れてみました。２段ベッドでネックになるのは、下段と上段の間の高さ。《kanon》のベッドは、下段の頭の部分に被さらない様に上段をずらて組み合わせ、尚且つ、上段も通常より低めに設置して天井が高くなるようにアレンジしました。段違いに組み合わせることで上も、下も天井が高くなり息苦しさも解消です。更に３つ目のベッドスペースとしてダイネットのシートを倒して作る「単独ベッド」。いずれのベッドもおひとり様使用だから朝まで遠慮なく就寝できそうですね。

外の景色を堪能できるダイネットスペースは、セカンドシートの背もたれを反対側にずらすだけで対面式ダイネットの完成です。テーブルは、大きさが調整できカップホルダーやタブレット置き場も備えている便利もの。片足折り畳み式なので使わない時は、足を畳んで壁に固定して収納しておくことが可能です。

車内後部には、ギャレーと電子レンジ、冷蔵庫など調理系設備を集結。ギャレーには、プラスティック製の蓋が付いたステンレスシンクとシングルバーナーが一体化したコンパクトサイズを。また、後部ドアーを開けてすぐの場所にあるのでシンクの下に設置している給排水用水タンクの出し入れがしやすくなりました。

「プライベートルームがあるキャンピングカー」第３段《KANON》。《KANON》のルームは、車内最後部に配置され後部ドアーを全開してもプライベートルームは、しっかりガード。更に足元には、後処理に便利な専用ドアーを設置しています。「処理が大変」ともおさらばです。

両ルーフサイドの収納キャビネットは、収納した中身が微かに見える扉付きを二つづつと中身の見えない扉が付いた中型を運転席後ろ側ルーフに一つ装備しました。

シート兼ベッドの下には、引き出しタイプの大きめ収納ボックスを用意しました。重たい物や大きめのものを入れるは、足元が一番安全！

車内側面に装備を配置してすっきりた内装が特徴の《KANON》。それでも装備品には手をぬいていません。ギャレーから離れることなく振り向けばしっかり電子レンジや冷蔵庫が有り、走行していな時の熱中症対策としてオプションで写真の様にクーラーを取り付けることができます。（標準では、クローゼットが装備されています。）

他にも19インチ液晶TVを専用の天吊りラックに収納。邪魔にならず寝ながら見れる最高の位置に配置。車内の空調を整えるマックスファンや入り口には、手すり兼雨水用受け皿のついた傘立ても標準装備。すっきりしても中身の濃い一台になっています。